根室・霧多布・厚岸 |
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6月13日(金) 朝から強い雨、風も強く、まるで台風の様。 風雨が少し収まるのを待って、午後から出発。 関東の友人と会う約束をしている風連湖へ向かう。 今夜は今回の旅行で、初めての民宿での宿泊。 民宿のアンテナに泊まるコムクドリ。 |
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北海道ではコムクドリは身近に居る鳥のようですが、関西ではわりと珍しい鳥です。 | |
友人と会い、久しぶりの民宿での夕食。(友人は写っていません) 同宿は友人夫妻の他、浜松から来られたご夫妻と、ベルギーからの若者二人の計8名。 (このメンバー6名はフクロウ探検隊) |
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ベルギーの若者が夕食もそこそこに「今からシマフクロウを見に行こう」と言い出す。 えっ?こんなところにシマフクロウ? ベルギーの若者の案内で、シマフクロウを探しに。 |
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薄暗い中で鳴き声を頼りに見事に発見。 夜も8時頃、この暗さでの撮影は無理とカメラを持っていかなかったが、この写真はベルギーの若者が撮影したもの。 絞りf4, 露出1/13, ISO6400, 露出補正+1, 焦点距離300mm(Canon EOS7D), 手持ちという悪条件ながら良く撮れている。 それにしても、日本人も知らない情報を調べて、はるばるベルギーから来るとは、情報の探索・調査から行動力まで、全く敬服しました。 |
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6月14日(土) 早朝5時半頃からバードウォッチング。 朝早くから盛んに囀るコヨシキリ |
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コヨシキリ |
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オオジュリン |
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朝食にはコケモモなど自然の草木の実を使った数種類の手作りジャムが楽しく美味しかった。 |
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朝食後も風連湖や温根沼周辺でバードウォッチング コサメビタキ |
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木の上に何か動物のようなものが見えた。 双眼鏡でよく見ると鳥のようだが、周りをハエがぶんぶん。 何かが死んでいるのかと思っていたら、少し動いて目がギョロリ。 トビが営巣していた。 |
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見ていると雛がときどき頭を上げる。 これは、あまり長くそばに居ないほうが良いと、早々に立ち去る。 さあ、出ようと思ったら車がスタック。 道路(といっても砂利道)の脇の草の上に止めていたが、草で滑って一段高い道路上に出ることが出来ない。 みんなで押したり、ダンボールを敷いてみたり、どうしても駄目。 やむなくJAFを呼ぶ。 幸い根室に近く、すぐに救援に来てくれた。 去年までは四駆に乗っていたのでこういうことは無かったが、これからは要注意! |
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道の駅「スワン44ねむろ」で昼食 |
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道の駅から海のほうを見ると、遠くにオジロワシ。 |
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午後も周辺でバードウォッチング モズ |
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カワラヒワ |
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ベニマシコ♂ |
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ベニマシコ♀ |
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♂(左)のベニマシコが♀(右)に盛んに求愛のディスプレイをしていた。 |
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ベニマシコ |
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タンチョウ |
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渡邊野鳥保護区説明板 |
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渡邊野鳥保護区にて |
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エゾシカ |
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オオジシギ |
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オオジシギ |
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夕暮れの霧多布キャンプ場全景 区画はしてなくて、すべてフリーサイト 周囲にバンガローが並んでいる |
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今夜は霧多布温泉「ゆうゆ」に入り、霧多布キャンプ場のバンガローに宿泊。 ************************************************************************************************* |
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6月15日(日) 朝の霧多布キャンプ場全景 午前中は霧多布岬で探鳥 |
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たくさんのアマツバメが空を舞っていた。 |
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一羽をアップで撮ろうと頑張ったが、動きが早くピント合わせが出来ず、うまく撮れない。 |
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霧多布岬は正式には湯沸岬というらしいが、海面が沸騰しているように見えることがよくあるのでしょうか? |
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赤い灯台のある霧多布岬 |
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岬の先端にはいくつかの岩礁がある |
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岩礁の一つにたくさんの鵜がいた |
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別の岩礁にはカモメが抱卵していた |
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岩礁の上にエトピリカのデコイが置いてあった 何年か前まではここでエトピリカが繁殖していたことがあり、再びエトピリカを呼び寄せるためでデコイが置いてあるそうです。 |
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霧多布岬の花 なんと言う花か分かりません。 ご存知の方、教えてください。 |
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エンコソウ |
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オオバナエンレイソウ |
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ハクサンチドリ |
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岬の柵に止まるノゴマ |
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霧多布岬からアゼチの岬方面を望む |
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午後はアゼチの岬へ探鳥に |
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ノビタキ |
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ノゴマ |
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オオジュリン |
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オオジュリン |
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シマセンニュウ |
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霧多布湿原を厚岸方面へ向かって進む ところどころに乳牛が放牧されていた |
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霧多布湿原案内図 |
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琵琶瀬展望台 平成6年10月4日の東方沖地震で窓岩の一部が破壊された |
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琵琶瀬展望台から見た窓岩 |
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涙岬・立岩 この看板を見て、立ち寄ってみた |
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途中から道が分かれていたが、涙岬の方に向かう |
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涙岬 岬の岩の形がモナリザの横顔に見えると言う |
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ズームを伸ばしてアップにして見ると、なるほど! |
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涙岬から見た立岩方面の眺め |
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キツネ寂しそうな目つきでこちらを見ていたが |
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道の駅「厚岸グルメパーク」で車中泊。町の近くの高台で、見晴らしよく、広く、静かで、車中泊の車も多い。 ************************************************************************************************* |
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6月16日(月) 厚岸駅近くのコインランドリーで洗濯。 フサチャンの指の具合を見てもらうため医院へ。 縫った部分の回復は順調だとのこと。 風邪をひいたのか少し熱もある様なのでついでに見てもらう。 午後からあやめが原へ まだ時期が早いようで、開園してなかったが、ちらほらと咲いていた。 自生しているのはヒオウギアヤメ。 |
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遊歩道を歩くヒバリ |
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樹上にアカゲラ |
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次に霧多布湿原へ。 湿原に設置された木道 |
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木道の脇に咲いていた黒百合 |
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ノゴマ |
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オオジュリン |
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センダイハギ |
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湿原全体にたくさん咲いていたワタスゲ 今日は一日中曇り、時々雨がぱらつくという鬱陶しい天候だった。 |
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フサチャンの体調もあまり良くない様なので、今夜は霧多布岬の民宿「エトピリカ村」に宿泊。 ************************************************************************************************* |
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6月17日(火) 今朝は曇り空 民宿の主人から、今朝、霧多布岬の沖のほうにエトピリカが居たと教えてもらった。 これはぜひ見てみたいと思い、霧多布岬へ向かう。 ジッと見つめる海面で見たのはエトピリカのデコイ。 一昨日、ここに来たときには海面に浮いているデコイには気づかなかった。 |
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その周辺にはケイマフリのデコイも浮いていた。 |
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これもデコイかと思っていたら、良く見ると動いている。 機械仕掛けのデコイ? いや、そうではない。 本物だ! |
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陸から少し離れた沖の方には、かなりの数のケイマフリがいた。 双眼鏡で一所懸命探したが、エトピリカは見えなかった。 |
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柵の杭の上にはオオジュリン |
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ハクサンチドリ |
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午後は霧多布湿原に向かう 一面にワタスゲの咲く霧多布湿原 |
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霧多布湿原センター ネイチャーセンターの様なところは大抵ログハウス風などの木造が多いが、ここは周りの環境に似つかわしくない、鉄筋コンクリート二階建ての大変立派な建物だ。 |
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湿原センター付近の湿地の植物 |
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クリンソウ |
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クシロハナシノブ |
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アオジ |
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ピンボケですが、小さなトンボ(カゲロウ?)の様なものを捕まえたアオジ |
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三の沢林道で人に気づいて一目散に逃げるシカ めずらしい鳥(クマゲラなど)に出会えないかと、車で三の沢林道をゆっくり通って見たが見つけられなかった。 |
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今夜は道の駅「厚岸グルメパーク」で牡蠣、ホタテ、あわび、ホッキなどの海鮮バーベキューと生ビールでグルメな夕食をとり、車中泊。 ************************************************************************************************* |
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6月18日(水) 昨夜からずっと雨 コインランドリーで洗濯し、ゆっくりと出発。 同じ兵庫県から来られてる鳥撮り仲間の知人と琵琶瀬展望台で落ち合う。 ひどい雨なので、クマゲラが居るかもしれないという糸魚沢林道を車で通って見る。 |
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熊が通った跡。 この辺りは熊が出没するらしい。 一日中激しい雨、鳥撮りの収穫は無かった。 |
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道の駅「厚岸グルメパーク」へ戻り、車中泊。 ************************************************************************************************* |
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6月19日(水) 今朝も雨 ほんと、今年の北海道は雨が多い。 1週間ほど前に見たアカゲラの子育て、そろそろ雛が顔を出す頃かな、あるいは巣立ち?と思い、行って見る。 巣の方へ行くと親鳥が警戒して激しく鳴き、遠くから様子を見ていても給餌動作もしない。 しばらく見ていたが、これはまずいと思い、雛の撮影を諦め、立ち去る。 |
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傍らの池にいたカワセミ |
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遠くにはヤマセミも居ました。 |
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樹上にはオジロビタキ |
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ビンズイ |
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明日は落石のネイチャークルーズを予約しているので、午後から根室方面へ向かう。 途中の田んぼの畦に居たオオジシギ |
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オオジシギ |
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ノビタキ |
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ノビタキ |
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?何でしょう? 夕刻(夜?)、先日ベルギーの若者の案内で行った場所へシマフクロウを探しに行く。 遠くで鳴き声は聞こえるのだが、姿を見ることは出来なかった。 |
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道の駅「スワン44根室」で車中泊。 ************************************************************************************************* |
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6月20日(木) 今朝も雨 今日の予定は落石ネイチャークルーズ。 何とか雨が上がって欲しいが・・・・・。 雨でも仕方ない、コンビにでビニールのレインコートを購入して、クルーズ船の出発地へ。 |
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クルーズ船は漁船。 今日は乗客が多く、二隻で出発。 船上は真冬の寒さと聞いていたので、持ってきた衣類をコロコロに着込んで乗船。 韓国での大変な海難事故があったばかり、ライフジャケットはしっかりと。 船は揺れるというので、念のためとラベルミンを服用。 曇り空ながら幸い雨は上がり、とりあえずやれやれ。 |
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一緒に出発した僚船。 風はほとんど無いのだが、さすが太平洋、うねりが大きく、船は大きく揺れる。 瀬戸内海とは大違いだ。 |
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島に近づく僚船。 |
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険しい断崖が続く付近の島。 |
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ケイマフリ 激しく揺れる船から、望遠レンズで目標を捕らえるのは大変難しい。 何とか目標を捕らえても、焦点を合わすのは至難の業。 という訳で、以下の写真はほとんどピンボケばかりです。 双眼鏡を覗いていると気分が悪くなる。 |
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飛立つケイマフリ |
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ウトウ |
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ウトウの群れ |
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飛ぶウトウ |
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ぜひ見たいと思っていたエトピリカ |
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飛ぶエトピリカ 他に、ウミスズメ、クロハラアザラシ、オオハムなども見られたが撮影は出来なかった。 今回のクルーズ、一応見たい鳥を見ることは出来たが、大きく揺れる船上からの撮影は難しかった。 しかも、今日は曇り空、シャッター速度も上げられず、この程度の写真しか撮れなかった。 |
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下船後、知床方面へ向かって北へ進む。 途中の消波ブロックに止まっていたオジロワシ |
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こちらは♂♀のペアーでしょうか? |
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飛ぶオジロワシ |
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さらに進んで、春別川の河口付近を通過中、フサチャンが「ちょっと止まって」。 そこに居たのはウミアイサの親子。 北海道の道路は高速道路並みに飛ばしている車が多いので、無闇に途中で止まるのは危険だけど、止まって良かった。 |
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ウミアイサの親子 |
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夕刻、そろそろ今夜はどこに泊まろうかと思いながら走っていると、中春別に道の駅「尾岱沼」があった。 景色も良く、静かで、よし、ここで泊まろう!と決める。 |
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ここは新しく出来た道の駅らしく、案内書にも載っていなかった。 道の駅にしては珍しく、ベンチやテーブルがあり、快適。 車外で料理、久しぶりにタッチャンは酒を、フサチャンはワインを味わう。 普通、道の駅でこんなことは出来ない。 |
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道の駅「尾岱沼」で車中泊。 ************************************************************************************************* |
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